パンフレット写真に隠された意味
北海道芸術高等学校に興味が湧いた私は、各校に資料請求をしてみた。
すぐに送られてきたパンフレットをパラパラと見た時、表紙の写真がとても印象に残った。
ポーズを取った生徒たち。自信を持った前向きな表情に見受けられる。
また、裏表紙には、学校の経営者たちの集合写真が掲載されていた。
足を組んでる方もいて、それが少し気になったが、パンフレットをひと通り読み終えた。
後日、職員の方に聞いたのだが、
表紙と裏表紙の写真には、しっかりと意味があることがわかった。
これが、表紙の生徒たちの写真と裏表紙の経営者たちの集合写真。


比べてみると一目瞭然。生徒たちと経営者たちがそれぞれ同じポーズを取っているのだ。
この2枚の写真は学校の方針を暗に示している。
『生徒と学校経営が同じ方向性である』ということ。
あえてパンフレット内ではこのことを説明していないが、
そういう細かいところにもこだわりが垣間見れ、“芸高らしさ”を感じた。
生徒が足を組んだ写真だったので、経営側もポーズを合わせていたんだと、
最初にちょっと引っかかったモヤモヤが解消された。
さらに、こんなこぼれ話も聞いた。
パンフレットを見たある保護者の方から、この写真に関してクレームが入ったことがあったそう。
「学校のパンフレットなのに足を組むなんて、おかしいのではないか・・・」と。
対応した職員は、お詫びするしかなかった。
しかし、後日同じ保護者の方からまた連絡があり、
「パンフレットをよく見たら、表紙の生徒の写真と裏表紙の経営者のポーズ、同じにしていたんですね!ページの色も青と赤を職員と生徒のページで使い分けていて、職員と生徒が一致団結していることを表したい意図を感じました」と。
パンフレットからそこまで汲み取ってもらえたことに、職員は驚きとうれしさでいっぱいになったという。
そしてその後、電話をかけてきた保護者のお子さんは、芸高を受験し、晴れて芸高生になったそう。
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