
前職は広島の通信制高校に勤め、手に負えないヤンチャ系の生徒たちと向き合ってきたと言う、J先生。その話は別でゆくゆくお届けしたいと思うが、その頃から今に至る話を聞いてみた。
現在は、北海道芸術高等学校グループ(以下、「芸高」と言う)の愛知芸術高等専修学校(通称:愛芸)で保健体育を教えている。
広島の通信制高校を辞めて、地元名古屋で教職についた理由は2つ。
1つ目は、広島の言葉はクセがあり苦労していたので、地元で働きたかったから。
2つ目は、遠距離恋愛だった彼女が名古屋にいたから。
当時は26歳で、そろそろ落ち着きたいなと思っていたそう。しかし現実は思い通りにはいかない。名古屋に戻ってすぐに、彼女にフラれてしまったと言う…。
結婚も考えて名古屋に戻ったのにその計画は崩れ去り、こんなことでつまずいては広島の生徒たちにも悪いと、名古屋での就職先を本気で探しはじめた。
「何かをがんばっている子を応援したい!」
そんな気持ちで学校を探している時に、芸高を見つけたのだ。好きなことを伸ばせる、こんな芸術系の学校があるんだと、目新しく感じたと言う。
ここに受からなければまた広島で働く覚悟だったそうだが、無事に合格し晴れて名古屋で愛芸の職員となったわけだ。
「愛芸でのやりがい、喜びは満タン!」
先生だってひとりの人間だが、愛芸で働いてからは仕事に行きたくないと思った日は1日たりともないと言う。
以前はダンスコースの担任、今はマンガ・イラストコースの担任を受け持っているが、生徒たちの真剣に取り組む表情が素晴らしく、また、授業が終われば子どもらしい笑顔で寄ってくる、そんな生徒たちとの日々が楽しくてしょうがない様子だ。
以前の職場もやりがいはあったが、ダンスや絵など生徒たちが自分自身で選んだことに本気になっているのが愛芸。そんな環境で働いているのが幸せだと言う。

J先生の性格として、「いろんなことに手を出すタイプ」だそう。取りかかっては本気で深掘りしたりと、興味を持ったらすぐに行動に出るそうだ。
教員免許を取った大学時代は、勉強だけでは人に教えるには何かが足りないのでは?と思い、大学院で心理学、体育の勉強をした。また、「人体解剖を見ませんか?」というようなセミナーがあり、人体に興味があったので参加したり。見るだけかと思ったら、ハサミとメスを渡されて実際に解剖を体験したそう。また、裁判所での傍聴や、インターンシップで小学校に教えに行ったりと、興味を持つ内容もさまざまだ。
社会人になってからも、休日は犯罪心理セミナーに通っていると言う。その他、撮り鉄・乗り鉄など趣味らしいものにも手を出したが、ずっと続いている楽しみは野球観戦とのこと。プライベートでドラゴンズの選手との交流もあり、たまに食事に行ったりしているのが自慢だそうです!
「一緒に働いている職員の方も大好きなんですよ。」
愛芸の職員同士でも食事や飲み会によく行くそうだ。
「変わってるって言ったら怒られちゃうかな(笑)、個性的な方が多くてとにかく面白いんですよ」とJ先生は言う。話をするだけで楽しいので、多い時は週に3、4回飲みに行ったりするし、休日に集まってバーベキューをすることもあるそうだ。
輝いている生徒たちの成長を見守ることが幸せだし、一緒に働いている職員の方も大好き、それもあって仕事が楽しいのでしょうね、と話すJ先生。
まわりの人々に恵まれた、良い職場なのがうかがえますね。
先生たち自身が人生を楽しんでいるので、「大人になっても楽しそう!」そんな印象が自然と生徒に伝染していそうだ。
>【職員インタビュー:J先生 vol.2】子どもたちの行動には理由がある。前職の経験を活かし、より生徒と向き合える先生へ
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