
北海道芸術高等学校グループ(以下、「芸高」と言う)に勤めて7年目のT先生。
愛知→横浜と勤務し長い間ファッション・ビューティコース、美容師コースの担任を受け持っているT先生に、これまでのことを振り返ってもらった。
Q. まずは芸高に入職した経緯を教えてください。
美容系の専門学校を出ていたこともあり、前職は睫毛エクステのサロンに勤めていました。
その時は自分が教育現場に入ることなんて全く予想していなかったのですが、専門学校の時の恩師が芸高と繋がりがあったようで、横芸が高等専修学校になるタイミングで、「美容師免許を持った人員を募集しているから見てきたら」と勧められたのです。
興味本位で伺ってみたら、とても丁寧にお話を聞いてくださり、そのまま面接っぽい流れへ。もともと教職を考えたことがなかったですし、私なんかが恐れ多いという気持ちだったのですが、お話をしていたらトライしてみよう!という気が湧き上がってきて、今に至ります。
Q. 実際に教鞭をとってみていかがでしたか?
愛芸に着任した当初、生徒たちを目の前にした途端、思春期の忘れていた気持ちを思い出しました。生徒たちにとって人生の通過点のひとつとはいえ、とても多感な時期なので、ちゃんと向き合わなければならないと背筋が伸びたのを覚えています。
私の発言や行動で影響があるかもしれない、そう意識して真摯に生徒たちと向き合ってきました。
実際に生徒たちがわずかな間に大人へと成長する大切な時期だと思います。
年々生徒たちを送り出していると、自分が担任した生徒からの結婚・出産報告も!
生徒たちの人生の節目を身近で喜べることはとても嬉しく、私にとっても貴重な体験で、先生になって本当に良かったと思っています。
Q. 先生として大切にしていることを教えてください。
現在は赴任中の横芸でファッション・ビューティコース、美容師コースの担任を受け持っていますが、不登校の子や自信のない子などいろんな生徒がいます。まずは、全ての生徒が自信を持てるように、「その子ができていることを気付かせてあげる」これを大切にしています。
そしてできていることだけでなく、次は厳しい試練を与えてクリアさせること。すると、伸びしろが無限大の子どもたちなので、必ず成長して内からの輝きを発しはじめるのです。
自信をつけて自己肯定感アップ! 試練をクリアしてステップアップ!
精神面でも技術面でも確実に成長してることを、生徒たち自らが実感できるように、しっかりと伝えていくのが私の役目だと思っています。
また、生徒と接する時はめちゃくちゃオーバーリアクションにしています(笑)。
何か良い報告に来てくれたときは、まわりの先生方などみんなに褒めてもらえるよう、大きな声を出しています。どんな生徒たちも、芸高に通ったことでより自分を好きになってほしいですね!

Q. 生徒たちに伝えたいことはありますか?
私は以前、睫毛エクステのサロンに勤めていて、美容師としての現場体験はほんの短い期間でしたが、すごく魅力的な仕事だということを伝えたいですね。
なぜならその場で直接、お客様にものすごく感謝されるから。自信にも繋がる仕事です。
また、ヘアメイクは流行りものなので時代に合わせて驚くほど変化していきます。
ですので技術をずっと勉強し続けることができる。新鮮さを失わずに働き続けることができるのは、仕事として重要です。
職人さんのように磨けば磨くだけ自分のものになっていく飽きない仕事なので、それぞれの感性を活かして活躍してほしいです。
最後に、自分が担任した生徒ではないけれど、卒業生が自分の子どもを芸高に入学させたいという話を聞きました。とても素晴らしいと感動しました。
親から子へ繋げていきたいと思わせる学校にしたい。
未来永劫続くような学校にしたい。
微力ながら職員のひとりとして、心の中でそう思いました。
生徒のみんなと一緒に、より良い学校づくりの一端を担えるよう、これからも尽力したいと思います!
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