【職員インタビュー:M先生】担任は保護者の次に生徒たちの成長を見届けられる、幸せな仕事です!

東北芸術高等専修学校(通称:東芸)に勤めて6年目のM先生。美術の教員免許を持ち、マンガ・イラストコースの担任を受け持っているM先生に、東芸でのやりがいなどを伺ってきた。

Q. まずは東芸に入職した経緯を教えてください。

私自身、絵を描くことが大好きで美術大学に進学しました。そして卒業後は、東京の学童で小学生に絵の描き方を教えていました。しかし、より高い技術の内容を教えていきたいと感じはじめたのです。

いったん地元の仙台に戻り就職先を探しました。その時にたまたま見つけたのが東芸の求人情報。絵を描くのが好きな高校生たちが揃っていることを知り、是非ここで教えたいと思い応募しました。今はマンガ・イラストコースの担任を受け持っています。

Q. 実際に教鞭をとってみていかがでしたか?

絵を描くことや物作りが大好きな子どもたちが集まっているので、教え甲斐がありますよ。
私が何か伝えると、そのままではなく柔軟に捉え、自分で考えて行動する生徒が多いので驚かされます。私の発した言葉からそれぞれの行動を起こし、日々素晴らしい成長を見せてくれます。

生徒の成長過程を1番近くで見ているのは保護者ですが、その次に見届けられるのが私たち。それが嬉しいですね、教員とは幸せな仕事です!

私が2年生・3年生と受け持った生徒の中に吃音の子がいたのですが、口数が少なく、また、今日は「カ行」がしゃべりにくいなど、日によってしゃべれる言葉が違ったりと本人も悩んでいました。
東芸の前校長に協力してもらいながらその子と向き合ったのですが、前校長は生徒と掛け合いのようなコミュニケーションを行うんです。するとその子も校長には強くつっこむのです。
プレッシャーがかからない状況を作れば、しゃべりやすいことが分かりました。以降、私もそのように接するように心がけました。

そして、その子の進路希望は美術大学でした。
受験当日、面接は筆談の予定でしたが、自分の口で話したとのこと。後日、本人からも直接報告を聞きました。
「やってみようかなと思えた、やったらできた」とのこと。
大事な局面で挑戦できるほど成長していたのです、これは本当に嬉しかった出来事です。

Q. 永年勤続表彰5年を授与されたとお聞きしましたが?

はい、ちょうど昨日(2024年5月時点)いただきました。
私はもともと転勤族で、3年以上同じ場所に留まることがない人生だったのです。学生時代は7ヶ月で転勤の時もあったほど。
そんな私なので、丸5年も同じ場所に所属するのははじめてで、“永年勤続表彰5年”をもらって感激してしまいました。

長く勤められたのは、東芸の環境やまわりの先生方の支えもあってのこと。
東芸が自分に合っていると改めて実感しました。

そうそう、東芸に勤めてから本心をさらけ出せるようになりました(笑)。
転勤族というのもあり、今までは人とのぶつかり合いを避けて過ごしていたのです。東芸では、ぶつかり合っても跳ね返すだけでなく、受け止めてもらえるということを実感しました。だからもっと自分の意見を言っても良いのだと思わせてくれたのです。

実際に東芸は、イチ職員の意見が採用されて進んでいきます。生徒や学校のために、私も意見を発していこうと思っています。

趣味のロードバイク
趣味のロードバイク

Q. 今後について教えてください。

今後はマンガ・イラストコースの担任として地域との交流や、より地域に根付いた作品づくりを進めたいと考えています。町をおこして盛り上がる仙台七夕まつりへの参加など。

私は小さい頃から絵を描くのが好きですが、同じくらい体を動かすのも好きです。趣味はロードバイクで大会にも出たりしています。生徒たちにはよく、「美術の先生じゃなくて体育の先生でしょ!」と言われたりしています(笑)。
生徒たちと話すのは楽しいです、美術以外のことでもたくさん話したいですね。

生徒と接する際は、話を聞くことを大事にしています。
ここはこうなんじゃないかとか言いがちなのですが、以前、自分ばかり多く話していることに気づきました。今は、生徒が話し出すのを待つようにしています。
促すより時間がかかってでも自然に出てきた言葉の方が、より確信に迫っているからです。

絵について自信がない、まわりとの差があるなどの悩みから、不登校がちだったり、教室内にずっといることができないなど、生徒たちの悩みは様々です。
多感な時期の高校生、とくに1年生は悩みも多いと感じています。

ちょっとしたことでも「話してみようかな」そう思わせる先生でいたいと思います!

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