【職員インタビュー:H先生】芸術系は作品を通して内面がわかるので、生徒と気持ちが通じやすい!

生徒に教える姿

2022年に北海道芸術高等学校(通称:北芸)の札幌サテライトキャンパスで勤務を開始し、現在は東京池袋サテライトキャンパスでマンガ・イラストコースの担任を務めるH先生。高校からデザインを学んできたH先生に北芸の魅力などを伺ってきた。

Q. まずは北芸に入職した経緯を教えてください。

大学で美術の教員免許を取得後、福岡で中学校の美術教員をしていましたが、より専門性が高い高校で自分のチカラを出しきりたいと思い、北芸に入職しました。
札幌で勤務を開始し、3年目の現在は東京池袋サテライトキャンパスでマンガ・イラストコースの担任を受け持っています。

教員という職業は、幼い頃の文章に「先生になりたい」と残っているほど、前々から興味がありました。本格的に意識しだしたのは高校生の時でしたね。
私はデザインのコースがある特殊な高校に通っていたのです。北芸と近いものがありました。でも北芸のほうがより実践的です、高校生でも非常に専門性の高い内容を学べますので、北芸で教員になれて嬉しかったですね。

Q. 実際に教鞭をとってみていかがでしたか?

生徒たちが自分の好きなことを表現する場なので、私自身、人生の大切にしていることや感じていることを嘘偽りなく伝えられることが幸せですね。

作品を通して生徒たちのやりたいこと、つくりたいことが目に見えるので、普通の教科で関わっていくよりも、その子が求めていることが深くわかると思います。
とくにマンガなどはより内面が見えるため、生徒とコミュニケーションが取りやすいですね。お互い気持ちが通じやすい、良い環境で取り組ませてもらっています。

Q. 北芸の魅力を教えてください。

生徒たちですね!
大勢の前で発表をしたりと、みんな堂々としているんですよ。自分が同じ年の頃はできていたかな?本当にすごいなって思います。

また、自立しているとも感じますね。中身はもちろんですが、北芸は髪型・服装が完全に自由なので外見にも表れます。公立高校だと自由は好き勝手として問題視されますが、北芸の生徒たちはメリハリがあって自立していて、とても上手に自己表現できています。
みんな素敵な高校生、見ていてすごくそう思います!

Q. 面白い趣味をお持ちとお聞きしていますが?

猟銃の免許を取得中です(笑)。猟銃の所持許可は出ているので、北海道で狩猟の講習・試験を受け、“狩猟免許”がおりるのを待っている状態です。取得するのに半年以上かかるんです。
警察の方からの講習会、実技、筆記試験などから、身辺調査までありました。大変でしたが面白かったのは、山奥の射撃場での射撃練習ですね。

射撃場は複数あり、指定の射撃場の最寄り駅に着くとタクシーがなく、徒歩だと4時間もかかる場所でした。警察の方に頼んで射撃場に連絡してもらい、迎えが来て2時間くらいかけて山奥へ。着いた射撃場の気温は、なんとマイナス10度!
極寒でしたがアットホームな射撃場で、まるで親戚のように接してくれましたよ。おかげで2時間も雪かきを手伝わされたり(笑)。
雪かき2時間に射撃練習8時間と、1日10時間は外にいましたね。しかも射撃練習中は銃口を地面につけてはいけないので、4キロもある猟銃をずっと抱えていました。こんなかんじで、東京では決してできない北海道でのとても貴重な体験でした。

運転免許も取得中なので、車に乗って猟に出る日が楽しみです!

Q. 生徒たちに伝えたいことはありますか?

いっぱい恥をかこう!ということですかね。
チャレンジしたり失敗したりしないと何も始まらないですから。
猟銃の免許取得もそうですが、私もいろいろとチャレンジして、恥をかいて、生徒たちを誘っていきたいと思っています。

そして、生徒たちには、“自分らしく”あってほしいです。
つくったものではなく、これからも素のままを大切にしてほしい。

先生という立場ですが、みんなと同じ目線で一緒に過ごしていくのが理想の形だと思っているので、個性を尊重し合って切磋琢磨していきましょう!という気持ちですね。

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