
愛知芸術高等専修学校(通称:愛芸)で国語と声優コースの担任を受け持つI先生。愛知県警に勤務するなど異色の経歴を持つI先生に、愛芸に入職した理由などを伺ってきた。
Q. まずは愛芸に入職した経緯を教えてください。
はい、まずは大学で犯罪心理学を学びました。その流れといいますか、愛知県警に勤務し、少年補導に努めてきました。
関わってきたのは、学校をサボる子、タバコを吸う子、祭りで騒ぐ子など。学校が嫌いで、担任ウザい、授業クソ、そんなかんじの子どもたちばかりでしたね。
女性だから手を焼いたということはなく、逆に、私が大学卒業したてで女性だからこそ話やすかったと思います。結構心を開いて話をしてくれました。
様々な理由で学校に行かない子に関わっているうちに、子どもたちと多くの時間を過ごす教員という職業に興味が沸きました。自分自身高校なんて大嫌いで、先生と関わることがすごく嫌だった過去があります。そういう子を減らしていきたいと思ったのです。
思い立ったら行動するタイプなので、とりあえずは教員免許なしでも働けるサポート高へ転職しました。しかし、教員免許がないと中途半端なことに気付き、通信制大学で国語の高校教員免許を取得しました。
そして、名古屋で通信制高校を探し、ここだ!と思って入職したのが愛芸です。
Q. 実際に教鞭をとってみていかがでしたか?
警察で関わってきた子どもたちとは雰囲気は違いますが、不登校だった子も通ってきていて、何か好きなことを見つけて励んでいる姿を見て、とても嬉しく思いました。
愛芸はやりたいことがあって通っている生徒たちが多いので、毎日がんばっている生徒たちを応援したい気持ちでいっぱいでしたね。
今は声優コースの担任を受け持っていますが、生徒たちの成長を見届けられることが大きなやりがいになっています。今まで同じ職場に長く居られない質でしたので、勤続4年目を迎えていることが自分にとっても新しいステージ。
自分で思っている以上に、生徒たちからパワーをもらっているのだと思います。

Q. 大学で犯罪心理を専攻したことについて教えてください。
そうですね、まず私自信が学校をサボり気味な子でした。
中学校は行っても保健室でサボってましたし、高校はサボって行かない日が多く、行っても授業中はほぼ寝ているという、いわゆる不良気味な生徒でしたね(汗)。
ただ、そんな自分に対して、学校はサボっているけど悪いことは何もしていないし、自分は偉いじゃん!という考えがどこかにあったのです。
逆に、少年犯罪などがなぜ起きてしまうのか不思議に思っていました。どうしてそうなってしまうのか、少年少女の非行・犯罪心理、家庭環境などに興味がありました。
サボり癖はありましたが、家で本を読むのが大好き。それで高校生の時に心理学の本などをたくさん読み、本格的に学ぼうと大学へ進み、犯罪心理学を専攻したという訳です。
興味のあることから人生が進んでいき、今があるかんじです。
Q. 生徒たちに伝えたいことはありますか?
私はその時やりたいと思ったことをどんどん学び、選んできました。
今は、生徒のみんなと関わっていることがとても楽しい。
お酒が好きでインドアな先生ですが、みんなの話を聞くのが本当に大好き。人に言いにくいことも、気軽に相談してほしいです!
この記事をシェアする