【職員インタビュー:D先生】芸高の素晴らしい点は生徒と先生が信頼し合っていること

先生方と一緒に

北海道芸術高等学校グループ(以下、「芸高」と言う)の仁木本校で講師を務めるD先生。スクーリング時に地理と日本史を教えて、今年で8年目となるD先生にお話を伺ってきた。

Q. まずは芸高に入職した経緯を教えてください。

前職は公立高校に勤めていました。退職後にたまたま知り合いの先生から、芸術系の通信制高校があり、教える先生を募集しているという話を聞きまして。それで芸高に入職することに。

以前、管理職をしていたのですが、教壇に立ちたくてしょうがない気持ちがありました。なので子どもたちに教えることは私にとって喜びなんですよ。なので今年で8年目を迎え、なんともありがたい気持ちです。

Q. 実際に教鞭をとってみて公立高校との差は感じましたか?

公立高校との大きな違いは、普通科目を教える時間が限られていることですね。
公立の時は例えば140時間の授業を組むところを、スクーリングに来た時の2〜3時間だけに授業を集約するわけですから。まさに短期決戦ですよ。

私は地理と日本史を教えていますが、2〜3時間なりにどうやれば中身の濃い授業を行えるか思索しています。生徒たちが自分で教科書を読んでもわかりづらいだろうなという部分をピックアップしたり、なるべく良い教材を使って教えています。

そして、授業の楽しさも伝えたいと思っています。
漫画や歌、美容など専門性の高い授業と比べると、私の教える普通科目は、もちろん生徒たちの関心度は低いのですが。
生徒たちには、「君たちには夢・目標・目的がある。でも君たちは若い。将来どう転んでいくかわからない。私は君たちが大学や専門学校を受けることになった際に必要なものを教えたい。それに、自分のやりたいことをやっているけれど高卒の資格も欲しいはず。両方ともがんばって取り組もう。」このように伝えています。

そうだよなって顔をしてくれる生徒も、うるさいなって顔をしている生徒もいますよ(笑)。
生徒たちの自己実現や目標達成のために、自分ができることがあればなんでもしてあげたい、そんな気持ちで限られた時間ですが生徒たちと向き合っています。

そうそう、短い授業時間ですが、地理や日本史の魅力を感じたのか食いついてくる生徒もいるんですよ。そういう時はものすごく嬉しいですね。

生徒への想いを詰め込んだD先生の授業
生徒への想いを詰め込んだD先生の授業風景

Q. 講師から見た芸高の魅力を教えてください。

そうですね、まずここ3〜4年で前向きな生徒たちがすごく増えました。
当初、通信制高校の生徒たちは学校に行きたくない子や単位が取れなかった子などが多いと思っていて、実際に最初の頃はそういった生徒たちもいました。
しかし今は、むしろ公立高校の生徒たちよりも授業や学校生活に前向きな子が多いんですよ。

そのように芸高が変わった理由のひとつとして、先生方の意識の変化があったと思います。
私はスクーリング時のみの講師なので、本当に部分的にしか見ていないのでおこがましいのですが、先生方の生徒指導の体制がとても良く機能していると感じています。

教育現場には長くいますが、学校というのは組織。先生同士が横の連携を取ることが大切なんです。私たちの言葉で“協働体制”と言うのですが、ここ3〜4年の芸高の先生方は、協働体制が非常に良く機能しています。

手間のかからない生徒がいない学校なんて存在せず、手間のかかる子はどの学校にでもいるんです。その生徒に対して、各々の先生がそれぞれの対応を取っていてもダメなんです。
厳しく注意すべき生徒、ゆっくり言い聞かすべき生徒、話を聞いてあげるべき生徒、1人ひとりの生徒をきちんと把握し信頼関係を築いていき、そしてそれを先生同士で共有して生徒と接していく。そうやって連携をしていれば、初期対応がすぐに取れます。
そしてその対応力は、「私たちのことを考えてくれている」と生徒たちに必ず伝わっていると思います。

芸高の先生方は協働し、生徒とのやりとりも上手で距離が近い。
傍目から見ても生徒と先生が信頼し合っています、これが芸高の最大の魅力だと思います。

先生方の努力で前向きな生徒が増えているので、私たち講師も授業が楽しいです。
だからこそ、「もっとあれもこれも教えたい!」そういう意欲的な気持ちにさせてくれる、素晴らしい学校ですよ。

Q. 今後の展望を教えてください。

そんな大それたことではないですが、今後も体力の許す限り講師を続けていきたいです。芸高の先生、生徒たちが大好きですから。
自分のことよりも生徒たちの将来が楽しみですね。いずれ漫画家やミュージシャンとして世に出ることを心から楽しみにしています。本当にもう何年かで日本中が知るような子が出てくると思いますよ!

それから、芸高の校歌が大好きですね。
曲も良いですが、何より歌詞がすごく良いのです。それを生徒たちが歌う、素晴らしいですよ。
毎年入学式で校歌を聞くのが楽しみで仕方ないです!

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