
北海道芸術高等学校グループ(以下、「芸高」と言う)の卒業生Fさん。福岡芸術高等学校(通称:福芸)のマンガ・イラストコースを専攻し、卒業後は漫画家のアシスタントとして活動。いつか週刊少年ジャンプの連載作家になることを夢見て、多忙な日々を過ごすFさんにお話を伺ってきた。
Q. まずは福芸を選んだ理由を教えてください。
小学校4年生の頃から漫画家になりたいと思って絵を描いていました。
中学生になり高校進学に関しては、できるだけ学費が抑えられる美術部のある地元の公立高校を検討。先生が美術の推薦を出してくれることになり、何か美術系の賞や実績が欲しくて、そこで芸高が開催している「中学生イラストグランプリ」に応募したんです。
はじめて8ページの読み切り漫画を描き上げ、そうしたら奨励賞を受賞できたんです!
受賞式には両親と一緒に参加。その時はじめて福芸のキャンパスを訪れ、学校の雰囲気やカリキュラムを見させていただき魅了されました。
後日両親が、漫画家になるためには普通の公立高校で美術を学ぶより、福芸で学んだ方が良いのではと言ってくれました。
私立なので普通の公立高校よりも親に負担をかけてしまうと自分的には諦めていたのですが、両親に後押しされて福芸に入ることに決めました。
応援してくれた両親には本当に感謝しています。
Q. 実際に福芸に通ってみていかがでしたか?
私は漫画家になるために福芸に行ったので、1人暮らしをしながらアルバイトをして、寝る時間を削ってがんばりました。なにより毎日絵に特化した勉強ができること、また、同時に一般科目も学べることがとてもありがたかったです。
先生方は全面的に協力してくださり、時に漫画家の厳しい現実も教えてくれつつ、否定せずにいつも背中を押してくれました。今でも感謝でいっぱいです!
先生方の支えもあり、高校3年間で8ページの読み切りからはじまり、卒業する頃には42ページの読み切りを描けるまでに成長しました。
そして、在学中に2021年のジャンプSQ「RISE新人漫画賞」で編集部特別賞を受賞!
3年間の集大成という感じで非常に感慨深い喜びを感じました。一生懸命取り組んでいたので、両親もとても喜んでくれました!
漫画を専門的に学べる点はもちろんですが、福芸の自由でユニークな校風も好きでした。自分の「好き」を目一杯表現している人ばかりで、3年間本当に楽しかったです!自由な校風は福芸の最大の魅力だと思います。
福芸での3年間でいろんな個性豊かな人と関わることができて、自分も人として成長できたと思います。
また、「好き」を追いかけられる自由さと同時に、各々の責任をしっかり負わなければならないことを教えてもらいました。
今までの人生の中で、福芸で大切な人たちに出会えたことは、自分にとって大きな財産です。

Q. 現在のお仕事と今後について教えてください。
現在は漫画家のアシスタントとして日々精進しています。背景やメイン以外のキャラクターを描いています。大小に限らず、常に12作品ほどを手がけていて忙しい毎日です。
日々仕事をする上で気をつけていることは、描くスピード!
漫画の仕事をこなす上でスピードはとても大事。早ければ早いほど良いですし、もちろん上手さも必要なので、早くて上手いを目指しています。
アシスタントの仕事と並行して、自分の作品も描いています。
今の目標は、今年中に全ページ掲載してもらえるような読み切りを描いて、大きな賞を獲ること!
最終的には週刊少年ジャンプの漫画家になることが夢です!
将来、連載作家になるために今できることは、現在描いている読み切りを丁寧に仕上げ、良い作品にすること。アシスタント業務もありますが、新しい作品にもたくさん目を通して、日々勉強も怠らずに、自分の満足のいく作品を作りたいです!
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