【卒業生インタビュー:Kさん】作品と共に3年間の成長に迫る!(北海道芸術高等学校 東京池袋キャンパス マンガ・イラストコース編)

Kさんプロフィール画像
北芸卒業後、東京工芸大学 芸術学部 ゲーム学科に進学
『北風』掲載作品のひとつ「最後の審判」
北芸の作品集『北風』掲載作品のひとつ「最後の審判」
3年次のデッサン
3年次のデッサン
卒業制作のポスター
『コラボカフェ』がコンセプトの卒業制作
カフェメニュー
卒業制作内のカフェメニュー
Kさんプロフィール画像
『北風』掲載作品のひとつ「最後の審判」
3年次のデッサン
卒業制作のポスター
カフェメニュー

Q. まずは卒業後の進路について教えてください。

北海道芸術高等学校(通称:北芸)東京池袋サテライトキャンパスのマンガ・イラストコースを2024年3月に卒業後、現在は「東京工芸大学 芸術学部 ゲーム学科」で引き続き芸術を学んでいます。

北芸在学中に、進路は芸術系の大学進学を決めていました。親が教えてくれた東京工芸大学を見学しに行き、取り組み方針などを説明してもらい、生徒への想いが強く良い大学だなと思い受験することにしました。

北芸では、2年生から進路ガイダンスや、授業内で面接での自己PRの練習などがはじまるので、進路対策はしっかりできたと思います。自分にあった入試方法などは先生に相談して決めました。描くものがたくさんあったし、志望動機を考えたり、やっぱり受験は大変でしたが、学校で繰り返し対策も練りましたので、晴れて「東京工芸大学 芸術学部 ゲーム学科」に入ることができました。

Q. 北海道芸術高等学校を選んでよかったと思うことを教えてください。

やっぱり現役の先生方から教えてもらえるのが強いですね。こんな仕事があってこんな経験をしてきたなど、仕事にした時の現実も教えてくれました。聞いていて楽しかったですし、授業にすごく説得力がありました! 「芸術」に関して、本当に身近に感じることができる学校でした。

そして、切磋琢磨できた仲間たちとの出会い。マンガ・イラストコースの生徒は、趣味が似ている人が多いですし、同じ目的を持っているので、よい意味で競争心が煽られました。作品を見せ合う機会もあったので、客観視してアドバイスをもらえたり、お互いに褒め合ってモチベーションを上げたり。気の合う仲間たちと共に成長でき、素晴らしい環境でした!

Q. 成長過程についてお聞きしていきます、絵を描きはじめたきっかけを教えてください。

絵を描くこと自体は物心がついた頃からはじまり、ずっと続けていました。とにかく絵を描くことが好きで、中学校にあがっても好きな気持ちは変わらず、本格的にちゃんと学びたいと思うようになりました。

北芸を知ったのは中学校で配られたチラシです。専門学校でもなく、芸術系の高校で高校卒業資格も取れる、こんな学校があるんだと思ったのが第一印象。体験入学に何度か行き、説明を聞いたり、授業体験をさせてもらいました。そして、現役で活躍している先生方に教えてもらえることに魅力を感じ、この学校がいいなと入学を決めました。

Q. 入学した1年次で印象に残っている授業を教えてください。

1つ目は、「デッサン」の授業ですね。中学の時にもそれっぽいことはやってはいましたが、本格的に教わったのは北芸に入ってからでした。鉛筆の削り方からはじまり、持ち方や鉛筆を細かく変えて描く方法など、本当にはじめから教えてもらえました。「これが本物のデッサンなんだ!」と、とても新鮮な気持ちで取り組めました。1年次は手や足など、自分がよく目にし、形や質感を把握しやすいものから描きはじめました。

1年次のデッサン
1年次のデッサン

印象に残っているもうひとつは、「作品制作」の授業です。1年次はお題に合わせて期間内に作品を制作しました。この時のお題は「つながり」でした。ワードからイメージを広げて描きます。どんな絵にするか考える時間がかかったりもしましたが、面白かったです。

Q. 2年次は作品にどんな成長がでましたか?

まず「デッサン」は、2年生の時にかなり鍛えられました。写真や画像をもとに普段接することのないモチーフを取り扱い、構造や質感・質量の把握が難しく苦戦しました。でもそこから、目の前に実物がなくてもモチーフの重みや質感、筋肉のつき方などよくイメージし、立体的に描くための工夫を考えるようになりました。

2年次のデッサン
2年次のデッサン

また、「クロッキー」という授業がはじまって、はじめは長くて15分から、短くなると3分などの短い時間のなかで、何が何をしているのかを鉛筆で表現していきました。ここでかなり観察力が磨かれていったと思います。

2年次のクロッキー
2年次のクロッキー

2年生の「作品制作」の授業では、1年間を通してカレンダーを制作しました。月別に12枚の作品を描き、最終的に1冊のカレンダーを完成させるので、雰囲気が同じになるように気をつけました。
私はダークファンタジー系の作品が好きなので、自分の中のファンタジックな世界を描きました。デッサンで画力が上がっていましたが、キャラクターなどのデザイン性が鍛えられたと思います。

2年次に作成したカレンダー(一部抜粋)
2年次に作成したカレンダー(一部抜粋)

また、同じく作品制作の授業で、課題として出された「着物」のデジタルイラストを作成しました(パソコンを使って描く「デジタルイラスト」という授業が別途あり、そこでテクニックは学びました)。この時は、正しい知識のもとイラストを描くということで、「着物」についてかなり調べて取り組んだのを覚えています。

正しい知識の大切さを学んだ作品
正しい知識の大切さを学んだ作品

Q. コンテスト出品など何か挑戦したことはありますか?

北海道芸術高等学校グループ全体のマンガ・イラストコースの作品が集められた『北風』という作品集があり、応募した作品から厳選された作品のみ掲載されます。
1年生の時は応募しましたが掲載には至らず、2年生になり2作品が入選して掲載されました。しっかりとした作品集なのでとても嬉しかったです。

『北風』掲載作品のひとつ「最後の審判」
『北風』掲載作品のひとつ「最後の審判」

Q. 3年次は作品にどんな成長がでましたか?

「デッサン」は、かなり成長したと思います。クロッキーをはじめ、毎日いろいろなことを経験して数をこなしてきたので、個人差はあるとは思いますが、自分では1年次にくらべて圧倒的に上手くなれたと感じました。カエルのデッサンでは、湿った皮膚や生き生きした雰囲気を感じ取ってもらえるようなデッサンが描けるようになったと思います。

3年次のデッサン
3年次のデッサン

「作品制作」の授業では、3年次は卒業制作に取り組みました。1年間を通して作成した北芸で学んだことの集大成です。コンセプトを自分で決めて、企画書なども自分で作って予定通り進めなければなりません。

私の卒業制作のコンセプトは『コラボカフェ』でした。2年生の時に見た卒業展で、先輩がポップアップストアを作っていて、それが「これ本当に売りものじゃないの!?」というくらいのクオリティだったのです。自分も誰かを驚かせるようなことをやりたい!そう思いコラボカフェをプロデュースしました。

卒業制作のポスター

キャラクターのテーマは和風!2年生の作品制作の課題の「着物」で理解を深めたことがきっかけで、この卒業制作に繋がりました。キャラクターに違和感がないように、着物のことを細かく調べてこだわって制作しました。カフェメニューの内容も考えて描きました。食べ物をメインに描かれているイラストレーターさんの作品を参考にしたりして、よりリアルに描けるように努力しました。

ミニキャラクターのデザインを活用し、缶バッジやアクリルキーホルダーを作成したり、自分の好きなものを詰め込みました。また、先輩の作品に自身が驚いたように、「如何に見た人を売り物であるようにだませるか驚かせるか」という気持ちで取り組みました。個人的には、結構だまされるレベルなのでは?という作品ができて満足しています。作品集『北風』にも掲載されました!

カフェメニュー
カフェメニュー
缶バッジ
缶バッジ

なお、北芸時代も今も芸術を学んでいるので、今後の展望はまだしっかりとは定まっていませんが、イラストやデザイン系の職に就きたいと思っています!

この記事をシェアする